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七つの習慣日記216

 七つの習慣…知性…球体の蛇(道尾 秀介)後編

 え~唐突ではありますが、昨日の続きから入らせて頂きます。ご覧になってない方は『七つの習慣215 球体の蛇 前編』を見て頂ければ幸いです。引き続き、さらにネタばれしますので、お気をつけくださいね~。

 …智子が言う『火事のこと、知ってるでしょう』。『あなたが時々、床下に忍び込んでいたこと。私、知ってたのよ』。『火事の夜、あなたが逃げていくのを見たわ』。そう、私は逃げ、家の主、綿引は死んだ。1001171_convert_20100117150551.jpg

 『あなたが火をつけたのね。あなたのおかげで助かったわ。あなたがあの人を殺してくれたおかげで』。私は火をつけていない。だが、このことで智子と仲良くなれると思った私は明確に答えなかった。智子は両親のいない境遇であり、一人暮らしをしていた。

 私は智子のアパートに行くようになった。軽くキスをしたり二人でソファでまどろむようになったが、それ以上の関係にはならなかった。ただ私と同様、智子も過去の重い記憶を背負っているようだった。しかしお互いに過去の話をすることはなかった。

 数週間が過ぎて、突然智子が私を避けるようになった。どうしても会いたかった私は、アパートに人の気配を感じ、合鍵を使って無理やり中に入った。そこには絡み合う二人がいた。なんと相手は乙太郎だった。

 乙太郎は智子と私の関係を知らずに、智子に、綿引を放火で殺したんだろうと、脅しをかけて関係を迫っていたのだった。智子は私が放火したと思っており、警察に関与させないように、私を庇っていたのだった。

 智子に対する感謝の気持ちと、たまらない愛おしさが突き上げてきた私だったが、なぜ智子は綿引に死んで欲しかったのか、今回の火事は失火によるものとわかり、一瞬安心したものの、私は智子の語るさらなる事実に愕然とした。

 実は智子は綿引から脅されて無理やり関係を迫られていたのだった。綿引は智子が高校時代の担任で、クラスでキャンプに行った時、展望場で一人でタバコを吸っているところに綿引が来たため、あわててタバコを下のキャンプ場に、投げ捨てて去り、綿引にも気づかれなかったと思っていたのだったが。

 智子の捨てたタバコによるものと思われる火事でテントが焼け、死者を出したことが翌日わかり、さらに綿引が智子のタバコの投げ捨てを目撃しており、それで綿引の脅しが始まったのだった。1001172_convert_20100117150632.jpg

 その話を聞いた瞬間、私は我を失っていた。智子のタバコが焼いたのは、私たちのテントだった。智子のタバコが逸子さんの命を奪い、サヨの半面を焼いたのだ。私は智子を糾弾した。

 智子は抑揚のない口調で言った『ごめんなさい。人を殺したのに、いままで平然と生きて』。私は声もかけずに智子を振り払ってアパートを出た。それが智子を見た最後だった。

 すぐに私は東京の大学に通うようになり、乙太郎やサヨの妹のナオとは疎遠になっていたが、どうしても智子に会いたくなり、1年後帰ってきたのだったが、もうあのアパートには智子はいなかった。気になってナオに聞いたら、あれからすぐに智子は自殺していた。私はまた、人を殺した。

 …というような話で、実際には、この後、ナオの口からテントの火災原因の意外な事実が明らかにされたり、またいろいろどんでん返し的展開があります。果たして結末はハッピーエンドになるのか、さすがに全部言ってしまうのもなんですので、半端で恐縮ですが、ご興味あるかたは本の最後の方を立ち読み頂ければと思います。

 人の心を傷つけて、その人が自殺したからと言って、当然人を殺したことにはなりませんが…。人を傷つけると取り返しがつかない気持ちになりますよね。とはいえ自分の感情をまったく出さずに、深いコミュニケーションもできないし。自分の思っていることを相手にぶつけながらも、相手にこちらの優しい気持ちが伝わるような人になれたら、いいですけどね~。それでは、また~。

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comment

Secret

No title

そんな繋がりがあったとは!
世の中 狭いですね(笑)
人を傷つけることって ありますよね
いまだに 「余計なひと言だったかな」 ってこと
ときどきあります

よく 子供のころに
「言った人は 何気なく言ったつもりでも
言われた人は ずっと忘れない 
だから 人を傷つけるようなことは 言ってはいけない」
って 言われたけど・・・
言ったほうも 忘れないもんですよね

人の心に 傷として残るような言葉ではなく
勇気や元気になるような 嬉しい言葉を残せる人になりたいです

No title

火が繋ぐ人間関係…。すごい、偶然ですね。

って言うか、まだ、新たな事実が出てくるんですか!
まさに、ドロドロって感じでしょうか!?

若気の至りで、きっと幾人の方々を傷付けて来たと思います。
でも、絶対に他所から返って来るんですよねー(T_T)
今からでも、人に優しくを、心掛けます。
イラッとすることも、よく考えてから、返答するように心掛けます。
そしたら、イイことばかり、自分に返って来ないかな~♪♪(動機が不純!)

てんてんまるどんさんは、人を思いやる優しくて温厚な方だと感じますが、昔からそんな仏のような心だったのでしょうか?

No title

え~~!最後まで教えてくれないんですか~i-240
本屋さんへGO!ってi-230
スゴイどうなるの?どうなるの?って思っていただけにショックi-241
内緒に教えてって思う私はズルイi-229?。

興味のわくような書き方が出来るてんてんまるさんってスゴイですよね。結構分厚い(私的に)本を分かりやすく内容を伝えるのって難しいと思うのですがいつも読んだ気分にさせてもらっちゃってるしi-237 すご~い!!。

MAYさん いらっしゃい!

コメント ありがとうございます!
MAYさん、おっしゃるように、人は意外に繊細ですからね~。けっこう傷つくし、言った方もたしかにずっと覚えていたりしますよね。人の傷ついた姿ってみたくないもんですよね。僕も人に優しくできるようになりたいもんです。まだまだ修行が足りないから無理なような気がしますが、はは。

kyomoさん いらっしゃい!

コメント ありがとうございます!
そうなんですよね。けっこう凝った本でね。もうまとめるのに四苦八苦してしまいました…なんて言うといつも、しっかりしたもの載せているようですね…はは。ま、いつも通りぐだぐだで申し訳ないですが。 僕は優しいと思われがちですが、中身は全然優しくないですけどね。でも、そう言って頂けると嬉しいです。ホントに優しくなれるかも。はは。

りょうさん いらっしゃい!

コメント ありがとうございます!
わかりました。こっそり、りょうさんにだけお教えしますね。はは。え~結局ですね、テントの火災原因は、タバコではなく、サヨの花火だったんですね、従って智子は何も悪い事はしてないわけです。で、智子が自殺したというのもトモの嘘だったようなんですね。だから私は誰も殺してなかったと言うわけです。私はトモと結婚して幸せになるという、まあハッピーエンドですね。どうでしょうか?
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てんてんまるどん

Author:てんてんまるどん
しがないサラリーマンです。起業のきっかけに、ブログを開設しました。人生指南書として世界的ベストセラーの『七つの習慣』をテーマにしました。日々の生活においての実践の様子、関連する本なども紹介していきます。感想を交換し合いながらコミュニケーションの輪を広げたいと思っています。

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