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七つの習慣日記211

 七つの習慣…知性…悪党どもが多すぎる(ドナルド・E・ウェストレイク)

 犯罪小説でも、ユーモア溢れる、ちょっとドジで、困った人に施しなどするような憎めない泥棒が主人公で活躍するものがあります。

 今日紹介するのは、ウェストレイクが創り出したドートマンダーという憎めない泥棒が主人公の作品。シリーズものになっている中の1作です。ストーリーは…

 …ドートマンダーと相棒のケルプは下水道から銀行の金庫に続くトンネルを掘っていた。だから、まさに狙っている銀行で起きている強盗騒ぎのことはまったく知らなかった。1001121_convert_20100112235032.jpg

 ドートマンダーとケルプはついに壁を打ち破り金庫に侵入したが、一瞬目を疑った。そこには人がいっぱいいてこちらを見ていた。スーツ姿の男が手を差し伸べ金庫室に引っ張り込んだ。

 男『お見事ですね。刑事さん。強盗たちは外にいますよ。5人です。マシンガンをもってます。私は支店長のカーニーです』。ドートマンダー『私は、えっと、ディダムズ刑事で、あっちはケリー刑事です』。

 カーニー『あなた方は武装もしてないですね』。『え~と、そうですね、我々は人質救助班なんですよ。民間の方の危険を高めたくないですからね』。

 『連中がやってくるわ!』女が言った。全員が穴をかくすべく動いた。黒いスキーマスクをしてマシンガンを構えた男が3人入ってきた。『黙れ!』誰もしゃべってないのに、そのうちの一人がどなった。そして言った『誰かを表に立たせる。おい、おまえ名前は』ドートマンダーが思った通り、その男はドートマンダーに目を止めた。既に皆の前で名乗っているので選択の余地はなかった『ディダムズだ。ウェールズの名前なんだ』。『そうか。外に出ろディダムズ』。

 ドートマンダーは『おれは強盗の仲間じゃない!』と叫んで、両手を上げて外に出た。拡声器の声『人質か。名前は?』。『ディダムズだ。ウェールズの名前だ』。『人質にけが人はいるか?状況の変化は?』。『そんなに長くはいないが…まあ』。『ディダムズ、もう2時間もいるんだぞ!どうかしたのか?』。『ああそうだ。2時間だ。2時間以上もいるんだ!』

 強盗が後ろから声をかける『俺達はこれからおまえを通して、やつらに要求を出す。奴らにそう言え』。ドートマンダーは外に向かってどなる『今から連中の要求を出すぞ。つまり、俺の要求じゃあないぞ。連中の要求だ。連中の…』。『喜んで聞くぞ、ディダムズ。人質にけが人がでない限りな』。

 ドートマンダーは強盗に言う『筋が通っているぞ。連中はとても良いことを言ってるぞ』。『黙れ!』強盗が言った。『わかった』。強盗『まず屋上からライフルマンを退去させろ』。『うん。俺も同感だ』。ドートマンダーは叫ぶ『屋上からライフルマンを退去させろ!』。拡声器からの声『ほかには?』。『ほかには?』ドートマンダーは強盗に聞く。『通りの端の封鎖を解け。えっと方角は…北の端だ』。ドートマンダーは眉をひそめた『東じゃないのか』。『何でもいい。左側の角だ。』強盗は短気になってきていた。

 ドートマンダーは叫ぶ『通りの東の封鎖を解け!』。拡声器『北じゃないのか』。『そうだと思ったんだ』と強盗。『ああ、そう思う。左の角だ』。拡声器『右だな』。『ああ、そうだ。そっちから見て右、おれからみて左、連中から見て左だ』とドートマンダー。拡声器『ほかには?』。ドートマンダーは強盗に聞く『ほかには?』。強盗はドートマンダーをにらみつけた。『拡声器の声はおれにも聞えるんだぞ。ほかには?の繰り返しはやめろ!』。『よし、わかった。繰り返しはなしだ』。

 『車が欲しい』強盗が言った。ドートマンダー『おいおい、気は確かか、どうせ小型発信器をとりつけられて、すぐに居場所がばれるぞ』。強盗『おめえは口うるせえな。おれよりもこの仕事に詳しいとでも言うのか』。ドートマンダーは、ああ、よく知っていると言いそうになったが止めた。1001122_convert_20100112235104.jpg

 ドートマンダー『良い案がある。人質全員をあそこのバスに乗せて、ものすごく人が多いところ、例えばタイムズ・スクエアに行く。そこで人質を解放すれば、犯人と人質の区別がつかなくなる、人ごみに紛れて逃げられるはずだ。』

 そこに強盗の一人が走り寄ってくる『人質に逃げられちまった。金庫にトンネルが掘ってあったんだ。やられた』。強盗は溜息をついた『どうすりゃあいいんだ』。ドートマンダー『まず、俺達がやるべきことはだな…』。『おめえ、いつから仲間になったんだ?』。『そんなこと言っている場合じゃないだろう。まずやるべきことは、金庫のトンネルから逃げることだ』。強盗たちは彼を見つめ、一斉に金庫に向けて走り出した。

 ドートマンダーは外に出て『またディダムズだ!撃つなよ~。それで、逃げるぞ!』と言い放ち、全力で走った。そして3ブロック走ったところでタクシーを拾った。

 アパートに帰ったドートマンダーは連れ合いのメイの出迎えを受けた『やっと帰ってきたのね。嬉しいわ。テレビはもうあの事件で持ちきりよ。ケルプも来てるわよ』。

 ケルプはビールを飲んで寛いでいた。テーブルの上には現金が山積みになっていた。『これは、あの金庫の金か、どうやった?』。ケルプ『おまえがあいつらに連れていかれてからな…ところであいつらは捕まったけどな…俺はみんなに言ったんだ。強盗から金を守るために協力してくれとね。そして靴屋の前に止めておいた俺の覆面パトカーのトランクに入れてくれれば俺が分署まで運ぶと言ったんだよ』。

 ドートマンダー『人質に金を運ばせたのか』。ケルプ『ああ。それから、俺達の車のトランクに入れさせた』。メイがビールを持ってきた。ケルプ『もちろん、サツはお前を探している。あのディダムズという名前の男をな』。メイが言った『ディダムズって誰なの?』。ドートマンダ―『ウェールズの名前だ。悪い名前じゃないな』。

 …長々と、失礼しました~。

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てんてんまるどん

Author:てんてんまるどん
しがないサラリーマンです。起業のきっかけに、ブログを開設しました。人生指南書として世界的ベストセラーの『七つの習慣』をテーマにしました。日々の生活においての実践の様子、関連する本なども紹介していきます。感想を交換し合いながらコミュニケーションの輪を広げたいと思っています。

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