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七つの習慣日記154

 七つの習慣…知性…化身(宮ノ川 顕)

 最近では、人類は猿から進化したというのが常識になっています。ちょっと調べてみたんですが、人類の直接の祖先であるホモ・サピエンスは25万年前に出現したと言われています。犬091116

 さらに類人猿は数千万年前、霊長類は8500万年前に遡ることができるとか。現時点においては、神が人を創ったとする一部宗教界と主にダーウィンを起源とする進化論を比較すると、進化論の方が圧倒的に旗色が良いわけですが。

 今日、紹介する『化身』…これは最近日本ホラー小説大賞をとった小説なんですが、ホラーといいながらおどろおどろしいところもなく、怖い人も残虐なシーンも出てきません。だから、そんなに怖くはないと思います。どういう本かと言いますと(ネタばれしますよ~)…

 …ある会社員の男、会社に嫌気がさし、休暇をとって南の島に行くが、その島の密林を散策していた時、知らないうちに足をとられ、池に落ちてしまう。

 この池は直径約20メートル、地表から5メートルの深さに水面があり、水深は10メートル、池の中央には水面から突き出した3畳程度の平らな岩場がある。池の周囲の壁面は滑らかで内側にせり出しており、這いあがれなくなっている。

 誰にも知らせてないし、誰もこないような奥地の密林、さあ男はどうやって生き延びるのか。

 幸い気候は、昼間は暑いものの寒くはなく、寝起きするには中央の岩場もある。池には湧水があり、排水用の亀裂が壁にある為、常に清潔で飲料水として適している。問題は食料、魚も泳いでいるがとても素手では捕まえられない。

 池に落ちてから3日が経ち、空腹に耐えかねて岩場でぼんやりしていると、蟹が這い上がってきた。手で捕まえようとしたがすぐに逃げられた。瞬間的に仕留めるしかないと考えた男は靴で叩き、やっと食料を口にすることができた。

 そのうち、周囲の木などから果実が落ちてくることがわかり、これも食料にする。苦手だった潜水もうまくなり、10メートル程の水底で貝なども獲れるようになり、これを餌に魚も獲れるようになる。数年が経ち、皮膚に苔が生えてきて、さらに身体に変化が…花091116

 …というような話でありまして、男は、だんだん環境に適応して身体も変わってきます。ちょっとロビンソン・クルーソーのようなサバイバル要素もあります。果たして男は池から出られるのか…読みだすと止められません。

 この本の中で面白い一説がありました。食料が何とか充分に確保できる見通しがたった時…『いつの間にか僕はこの池における生態系の頂点に君臨していた。恐れるものは何もない。しかしどうしたというのだろう。不自由は去ったというのに、一向に自由が近付いてこないのである。どうやら生きるための障害が消えると同時に生き続ける理由も消滅してしまったらしい。満たされない欲求だけが膨張していった。…(中略)…おそらく安定した生活が心にゆとりをもたらし、そのゆとりが僕に未来を突きつけたのだろう。皮肉なもので、いわば生が保証された代りに死が予約されたのである』。

 会社を経営していて、この作品で本格的な作家デビューをした宮ノ川さんのインタビューが今月号のダ・ヴィンチに載っていました『…この作品を執筆した頃は経済的にかなり苦しい状態でした。独立して、工場を建てた2~3年後にバブルが崩壊。売り上げが落ちて借金を返せない。一体どうなるんだろう、と途方に暮れましたよ。でも家族がいますから、自殺するわけにはいかない。どんな姿になってでも生き延びる必要があった。そうした気分が、どこか作品に反映していたんじゃないかな、と今にして思いますね』。

 そんなに長くなく読みやすいです。書店の新刊コーナーにあると思います。それでは、また~

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comment

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No title

魔女裁判のテーマ曲も化身(福山)ですね。あれサザンのエロティカ7そっくりな・・・
この小説はずっと主人公1人が島で変貌を遂げていくだけで
登場人物が他に出てこないんですか?
だとしたら、1人芝居みたいで面白い設定ですね。
そこに生息しながら適応して進化してしまうんですね。
どんな姿になっちゃうんでしょうか・・・ホラー小説なんですよねぇ、
だとすると・・・気になります。
表紙の菊の犬から覗いてる目がぁぁぁ・・・<(ll゚◇゚ll)>


こんにちは

生きようと必死で努力すれば順応性生命力は追いつくものなんですね。
でも命がけを通り越すと空虚になってしまったのでしょう。
悲しい気持ちのときはひとりになりたい。。。
でも目標は人々のなかでこそなのかもしれません。
世にただひとりで生きるだけなんて…人間の意味がない。
生き続けることに感情が邪魔になります。
可哀そう。
救われる結末でしょうか?

てんてんまるどんさん、優しくしたいけれどまず自分だとおっしゃるけれど。
それだけの思いやり…充分です。
こちらに来るだけで、明るい気もち。そして助けていただいていますから(^^)
外は雨のようですね。
でも気持ち明るくがんばりましょうね

moguraさん いらっしゃい!

コメント ありがとうございます!
登場人物は一人です。もぐらさんおっしゃるように面白い設定です。この賞の選考委員の中には、奇跡的な傑作だという人もいましたね。この表紙の絵は、正直気持ち悪いですが、これ全然、本の内容に合ってないです。こんな感じじゃないし、そんなに気持ち悪く変身しないから大丈夫ですよ。あんまりホラーという雰囲気じゃないです。むしろSFっぽいですね。この本は、そんなに長くないし、もし本屋に行かれる時があったら、のぞいてみてくださいね~。

englandroseさん いらっしゃい!

コメント ありがとうございます!
いつも嬉しいコメントありがとうございます。おかげさまで、やりがいが湧いてきます。englandroseさんおっしゃるように、結局どんなに辛くても人は人の間でしか生きていけないですよね。最近、近未来SFなどで、最後の一人になる人を描いて、究極の孤独を表現したりしていますが、これは孤独でしょうね。
 この本のラストはそんなに悲惨じゃないですよ。そんなに残酷でもないと思うし、けっこう面白いですよ。
 今日は、たしかに雨で急に寒くなりましたね、englandroseさんも、お体を常に大事にしてくださいね。ご家族以外の大勢の人のためにもね。お互い、今日も明るく過しましょうね!

No title

どんな環境でも人間適応出来るもんなんですよね~i-179
私も社会人になってから、多分同世代の人達と比べたらかなり色々な事を経験してきている方だと思います。
でも、だからかな?どんな状況でもこれが一番下じゃない!って思えるんです。
大変な経験をすると、次に事が起きた時 この間よりはマシ! って思えるし、乗り越える力も出来ているんですよね!。
大変だけど、振り返ると全ていい勉強になっていますi-237

その反動からか、今思いっきりだらけた生活してしてますけどねi-229

りょうさん いらっしゃい!

コメント ありがとうございます!
そうですね。いろんなことを経験すると人間強くなるし、辛い環境でも、だんだん順応できるようになりますよね。だけど、りょうさんはえらいですよ、僕なんか、修羅場なんか今きたら、絶対逃げますもんね。はは。
 ま、人生良いこともなきゃやってられないし、りょうさんも、たまにはだらだらしてくださいよ。いいですよ。はい。

No title

なんか、とっても面白い考えの持ち主ですね。この作者の方。
『障害が消えると同時に生き続ける理由も消滅してしまったらしい』
そうですね。何もないって今現存している事に疑問に思えますからね。
大変な事に直面していると必死で生きる方法を考えそれを乗り越えると達成感を味わえるけれど、コレが一人でいるなら誰とも助け合いも喜び合いもなく、これからを考えると孤独に思えるんでしょうね。
昔は色んな生き物が進化を遂げてましたが
人は今以上には進化せず物質に頼って鳥のようになりたいと思ったら空を飛んだり、魚のように海を満喫したいと思ったら潜水艦を作ったり。。。
もしかしたらこんな境遇にあったら人間も何らかの進化がまだあるんでしょうかね・・・
なんか言いたい事がまとまってませんがすんません>>>

てんてんさんに質問です。
昨日、参観があって授業は理科で恐竜の時代でした。
なぜ、恐竜は絶滅したかとか、今、ガソリンを使って車に乗っているのは恐竜に乗っているようなものだとか(てんてんさんにはわかると思う)って、この理科の先生は娘の担任ですが私が疑問に思っていた宇宙はどうやって出来たかとか、恐竜の始まりはなんだとか色々と話してましたが、結局のところはわからないって事でした。
この先生は宇宙馬鹿ですが、それでもわからない事は私にわからんで仕方ないと結論がでて少しすっきりしましたが、この先生が言われた「ニワトリはニワトリが先なのか、卵が先なのか」
てんてんさんはどちらだと思いますかぁ?
これを聞いてからまた頭が痛いです・・・長くってすんまそん。。。

訂正

鳥のようになりたいと思ったら空を飛んだり、
って鳥のようになりたいと思ったら飛行機で飛んだりです。スンマセン>>>

gerac0*さん いらっしゃい!

コメント ありがととうございます!
僕は長いコメント大好きです。また、gerac0*さんの今回のようなお話も好きですね~。進化論が正しいとすると、元々は生き物はアミノ酸かなんかから始まってアメーバ⇒爬虫類⇒哺乳類っていうふうになったんじゃないかということで、だとすると、成体のニワトリが先なのかもしれないですね。だけど全然僕にはわからないです。大体、宇宙だってそうですよね、最初にビックバンという爆発があって、以来80億年、光のスピードで宇宙は膨張し続けていると言いますが、じゃあその外側はどうなってるのか、爆発の前の状態はなんなんだ…などと思ってしまいます。生命の起源も全然わかりません。 例えば、そこらの山でも蟻が社会生活を営んでいますが、どれくらい世界を認識しているか、日の出入りとか季節感くらいは判ると思いますが、人間の存在がどんなものかとか、ましてや地球などという概念はまったくわからないはずで、それとスケールが違うだけで、人も、ある存在からすれば蟻のようなもので、どう考えてもわからないことがあるんだと思います。もしかしたら、人間が考える宇宙も、巨人のおもちゃにすぎないかもしれないですしね。蟻のように、わけもわからず一瞬のうちに踏みつぶされて終わりかもしれません。すいません、長く、かつ、わけがわからなくなってしまいました。失礼しましたぁ~。これに懲りずに、また長いコメントお待ちしてま~す。
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てんてんまるどん

Author:てんてんまるどん
しがないサラリーマンです。起業のきっかけに、ブログを開設しました。人生指南書として世界的ベストセラーの『七つの習慣』をテーマにしました。日々の生活においての実践の様子、関連する本なども紹介していきます。感想を交換し合いながらコミュニケーションの輪を広げたいと思っています。

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