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七つの習慣日記199

 七つの習慣…知性…ジョーカー・ゲーム(柳 広司)

 ついに今年もあと数時間で終わり、大晦日になりましたね~。皆さん大掃除やおせち料理作りを終えて、ゆっくりそばなど食べながら、紅白…あるいは格闘技、もしかしてお笑いなどをご覧になっているのではないでしょうか。0912311_convert_20091231215241.jpg

 今日紹介するのは、スパイの話で、昨年発表されて大ベストセラーになり、各賞を獲得した作品です。スパイものと言えば、007シリーズ、スパイ大作戦などが思い起こされますが、最近これといったヒット作はないようですが。

 一時期、スパイが政治を動かすなどと言われた時代もありましたが、最近では、政治などでも情報公開が叫ばれており、スパイは流行らなくなってきているのかもしれませんね。

 このジョーカー・ゲーム、太平洋戦争直前の日本で、極秘裏に創設されたD機関というスパイ組織の物語で、創設者の結城中佐が主人公の連作短編集になっており、各短編ではこの結城中佐の部下がもう一人の主人公になって活躍する話です。

 まったくのエンターテインメントですが、この結城中佐のキャラが魅力的です。50代で、過去敵国にスパイとして潜入し、味方の裏切りで敵に捕まり拷問を受けたものの、逆にその時、敵の隙をついて情報を入手し、脱出して日本に帰り極めて有益な情報をもたらすなど、伝説的な活躍をし後に魔王と呼ばれるようになります。

 この結城中佐の部下への指導コメントがなかなかです…『人が感じることのできる苦痛には限界がある。苦痛がその限界を超えれば、意識を失い、感覚が閉ざされる。人の心を叩き潰すのは、苦痛そのものではない。苦痛への恐怖心、内なる想像力だ。苦痛への過大な恐怖心さえ克服すれば、拷問自体はなんら恐れるものではない』。

 ゴルゴ13じゃないんだし、さすがにそれはないでしょうと思いましたが、米国大恐慌の時にフランクリン・ルーズベルトが言ったという『我々が真に恐れなければいけないのは、恐れる気持ちそのものだ』という素晴らしいコメントも想起させられました。ま、意識したわけではないと思いますが。0912312_convert_20091231215836.jpg

 あと、拷問には耐えられても自白剤を注射され、否応なく自白させられそうになった時の対処法、結城中佐によると『貴様たちに要求されているのは、単に意識を多層化することだけだ。相手に与えて良い情報は表層に、与えるべきではない情報は深層に蓄える。自白剤を使って尋問される場合でも、表層に蓄えた情報のみを口にするように訓練する。簡単なことだ』。

 …これはどう考えても簡単じゃあないですよね。多重人格であれば、いろんな種類の意識を出せるかもしれませんけど、それじゃあ日常生活が成り立たないですからね~

 …なんて、いろいろ細かい突っ込みをしてしまいましたが、たまにはこういう不可能を可能にするスーパーな人が登場するスパイものも楽しいものです。これの続編の『ダブル・ジョーカー』も近いうちに紹介する予定です。…もういいって、はは。

 今年は皆様のおかげで、なんとかこのブログも続けることができました。ありがとうございました。引続きのご愛顧をよろしくお願い申し上げます。

 皆様、よいお年をお迎えください!

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七つの習慣日記198

 七つの習慣…知性…イノセント・ゲリラの祝祭(海堂 尊)

 最近、日本の医療の危機的な状況が良く話題になり、医師不足、緊急患者のたらい回し、介護師の低待遇、介護制度の不備などが問題になっています。0912301_convert_20091230204200.jpg

 僕は、あまり病気もしたことがないし、介護もしていないので、何が問題で、どうしたら良いのか全く判らないのですが。ただ漠然と早急な改善の必要性のようなものを感じています。

 今日の本は、先日紹介した『ジェネラル・ルージュの凱旋』に続く、同一の主人公が登場するシリーズものです。

 作者の海堂さんは現役の勤務医だそうで、なかなか一般人には判らない医療の実体が判って勉強になります。

 『ジェネラル・ルージュの凱旋』では、医療機関の厳しい経営状況と、地方病院の医療設備不足が問題とされ、これを個人の力でなんとか改善しようとする大学病院の医師の活躍を描いたもので、多分にエンターテインメント的色合いが濃かったですが。

 今回の『イノセント・ゲリラの祝祭』は、現状の医療の問題点について、多面的に捕らえていて作者の医療改善に対する強い意志を感じることができました。エンタメ要素は少ないですが、現在の医療の問題点を少し、わかったような気になれました。どういう本かと言いますと…

 …ある地方の新興宗教団体で12歳の少年が亡くなった。駆けつけた警察官は体に数箇所の打撲などが見られ多少の懸念を抱いたものの、警察医が急性心不全と判断していたこともあり、事件にはしなかった。0912302_convert_20091230204249.jpg

 しかし、少年の祖母が遺体を持ち出し、警察に持ち込んで検死を迫る。…解剖をしてみると、大量に内出血しており、リンチによるものと判明し、この新興宗教団体は捜査を受け、代表は逮捕される。

 この事件を機に、事件性のありそうな遺体をAi(オートプシー・イメージング)と呼ばれるCT装置などを使った死亡時画像診断にかける制度を確立しようと、主人公の医師たちは動きだす。

 この手法を使えば、遺体を傷つけることを嫌がる親族にも受け入れられ易いし、画像診断をした上で、疑念があれば解剖をするという段取りをとることもできる。

 現在、死因不明の場合は心不全と称され、結局このうち解剖される例は2%に過ぎず、リンチや家庭内での虐待など事件性のあるものや、医師のミスによる医療事故などのほとんどが表に表れず、原因不明のまま闇に葬られている。

 このAiをなんとか制度化させようとする医師たちと、予算の問題で難色をしめす厚生労働省、解剖の機会が減り既得権が失われると反対する法医学者や病理学者、一般の医師が監察医の代替をして、事件の証拠を握ることに懸念を示す警察上層部、などとの戦いが始まる。

 …という話です。初めて知ったのですが、心不全というのは、原因不明の死因のことだそうで、しかもこの原因不明の死因の98%が解剖もされず、処理されているようで。たしか相撲部屋のリンチ事件でも家族が要求して解剖してみてリンチだと判ったような覚えがありますが。

 世の中の事件で、闇に葬られて、いわば無念の死を遂げている人も多いんじゃないかと思いました。怖い話です。なんとか改善して欲しいものです。

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七つの習慣日記197

 七つの習慣…知性…記憶テスト(ジャック・リッチー)

 年末となり、何とか年内に雑事を片付けて、正月はゆったり過ごしたいもので、皆様もお忙しい日々を過ごされていることと思います。0912291_convert_20091229230715.jpg

 僕も大掃除をやり…といっても通常の掃除プラス数時間レベルの簡単なもので、大して手はかけておりませんが…年賀状を書き、仕事も何とか持ち帰らずに済んだので、そろそろ正月の準備をして、大晦日の夜から正月にかけては多少、だらだらテレビなどを見て過ごそうかとも思っておりますが。

 大晦日は今年も紅白歌合戦と格闘技などをやるようですが、格闘技はもともと人の闘争本能を沸き立たせるもので、見たくなる気持ちもわかりますが、紅白歌合戦は歌番組が流行らなくなっている昨今、なんで引き続き高い視聴率を保っているのかちょっと疑問であります。

 皆様も紅白歌合戦ご覧になるのでしょうか。僕は昔から見ていなかったのですが、皆さんはもしかしたら子供の頃からずっと見ていて、その記憶が潜在意識の中にあって、懐かしさとか、安心感で見るのかもしれませんね。今日紹介するのは、記憶テストという題の短編です。ちょっと怖いですが、ストーリーは…

 …わたしは仮釈放審議委員として、クランデル、ホイットマンと共にミス・ハドソンの面接をはじめた。まずクランデルが聞く『入所したのは1940年で、判決は終身刑。叔母を毒殺した罪だったね。どうして殺したんですか』。ミス・ハドソン『飼っていたコマドリを殺したからです』。

 こうした内容はすべてわかっていたが、本人に話をさせることが、釈放を許可することの判断材料になるのだった。ホイットマンが聞く『この24年間、あなたは模範囚だった。まず1952年、最初の仮釈放の資格が与えられたが、それ以来5回申請しすべて却下されているが、なぜだかわかるかね』。

 ミス・ハドソン『いいえ』。わたし『親類縁者で存命の方とか、友達はいるかね』。『いいえ』。『では、この刑務所の中にはいますか』。『もちろん。何人も友達がいます。みんな優しくしてくれます』。さらに質問は続き、彼女は退室を許可された。

 ホイットマンが言う『なんで5回も申請が却下されているんですか』。わたし『たしかに、だけどもう62歳だし。釈放したところで仕事も見つからないかもしれないですね』。0912292_convert_20091229230753.jpg

 クランデル『これは年齢の問題じゃない。ミス・ハドソンは大量殺人犯なんだ。ひと月のあいだに、叔父、叔母、従兄弟ふたりの計4人を毒殺している。あくまで罪の対象は叔母殺しだけだけどね』。

 『叔父を殺した理由は馬を鞭打ったからで、従兄弟を殺したのは子猫を溺死させたからだそうだ』。クランデルはにやりと笑った『それでも、ミス・ハドソンを外の世界に出せると思うかね。動物虐待者を見たら、誰彼かまわず殺してしまうよ』。

 わたし『彼女は12歳で両親を亡くし、叔父夫婦に引き取られたものの虐待されていたらしい』。ホイットマンは『なるほど、そうすると、彼女が人を殺したのは、動物のためじゃなく、叔父夫婦への復讐としてやった可能性もありますよね』。クランデル『さあね、わたしは精神分析医じゃない。どう思われますか博士?』と言って、わたしの顔をみた。

 時は過ぎ、わたしの家の庭では妻が犬と戯れていた。ミス・ハドソンは家事に余念がない。『あの審議会で博士が手をさしのべてくださらなかったら、いまだに刑務所の中でしたわ』と言う。

 ミス・ハドソンが庭を見ている。犬を躾けるのに優しさをもってする人がいる。鞭を振るう人もいる。庭を見ていたミス・ハドソンは目を大きく見開いていた。今は何を言っても彼女の耳には入らないだろう。

 妻が、もう一度鞭を振り上げた。わたしは微笑んだ。

 …という話でありました。それでは、また明日~

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七つの習慣日記196

 七つの習慣…知性…エミリーがいない(ジャック・リッチー)

 本だと、人は簡単に策略に嵌ったりしますが、実際に人に接しているとなかなか騙し果せるのは至難の業ではないかと思います。

 刑事の尋問なども、本やドラマだと、犯人は嘘をついてもなかなかばれませんが、実際、自分が殺人なんか犯したりしたらとてもじゃないけど、手はぶるぶる顔は青ざめて、とても嘘なんかつけないと思うんですか、どうでしょうか。

 どうも僕の場合、例えば仕事でミスをしたりすると、とても隠せませんね、みんなに言って回ってそれで心の負担が軽くなるというか…だからきっと犯罪には向いてない性格かもしれません。はは。

 今日紹介するのは、巧妙な策略の話です。ストーリーは…0912283_convert_20091228224826.jpg

 …わたしは妻のエミリーの従姉妹であるミリセントと話をしていた。ミリセント『エミリーはどこへいったの』。わたし『サンフランシスコの知り合いだそうだ』。ミリセント『あなたの最初の奥様は、ヨットの事故で亡くなったんだったわね。あなたがその事故のただ一人の目撃者だったそうだけど』。わたし『ああ、そうだよ』。ミリセント『奥様はあなたにお金を残したの?』。わたし『君には関係のないことだよ』。

 ミリセントとエミリー、二人は従姉妹同士で隣り合わせの広大な敷地の上に建つ豪邸に住んでいた。二人とも相当裕福だと思いがちだが実は違う。わたしもエミリーと結婚してわかったのだが、エミリーはさほど資産を持っていないが、ミリセントは莫大な資産を持っていた。

 ミリセントは痩せ形で知的でしっかりしており、人を支配する傾向がある。一方エミリーは太り気味で知的でもないが気立てが良く、多少頑固なところもあった。

 わたしが散歩から帰ってくるとミリセントの執事のエベリーが待っており、話しかけてきた『エミリーはどちらに』。わたし『サンフランシスコだよ』。エベリー『おかしいですね。今朝がた町でおみかけしましたよ』。わたし『ありえないよ。今もサンフランシスコにいるはずだ』。エベリー『わかりました。あなたを疑っているわけではないんですけどね』。

 次の日、町を歩いているとエミリーに似た女を見かけ、追いかけたが消えてしまった。その時ミリセントが通りがかり言った『アルバート、顔色が悪いけど何をしているの』。わたし『ただの散歩だよ』。ミリセント『エミリーのクローゼットを調べさせてもらったけど、サンフランシスコにしては何も持って行ってないわね』。わたし『そうかい。エミリーの服を管理しているわけじゃないからわからないよ』。

 その夜、わたしは納屋からスコップを持ちだし、庭の窪地に向かった。そしてある地点で立ち止まった。そして暫く考えた後、大きな溜息をついて、頭を振って、納屋にとって返しスコップを戻してベッドに入って寝た。

 次の日、夜ベッドに入っていると電話がかかってきた『もしもし、あなた。エミリーよ』。わたし『おまえはエミリーじゃない。そんなことはあり得ない』。『なぜ? あなたはわたしがどこにいるか知っていると思っているの?。わたしね、居心地が悪かったからもうあそこにはいないのよ。出てきたの』。わたし『なにを言っているんだ。わたしはおまえがあそこにいることを証明できるんだぞ』。『そうなの、じゃあやってみたら』。

 わたしはベッドから降りて着替えて、外に出て、納屋からスコップを引っぱりだし、窪地に行って、慎重に場所を確認して、地面に穴を掘り始めた。

 掘り始めて10分くらい経つと、10個以上の懐中電灯の光と、大勢の人声に取り囲まれた。ミリセントがいた『エミリーがほんとに死んでいるか確かめずにはいられなかったのね』。わたし『わたしは、インディアンの矢尻を探しているんだよ。月の光の下で見つかればツキをもたらすという言い伝えがあるんだ』。ミリセント『実は、このところ24時間、あなたを監視していたのよ。そして、ある人にエミリーのふりをさせて町を歩かせたり、声色師を使って電話をかけたりしていたの。あなたはついにぼろを出したようね』。0912282_convert_20091228224711.jpg

 そこにはミリセントの執事のエベリーや使用人たち、そして何とうちの家の使用人たちもいた。みんなミリセントの命令で共謀していたのだ。ミリセント『あなたを逮捕するわ』。わたし『私立探偵や一般人に人を逮捕する権利はないぞ』。ミリセント『死体がでれば観念するわよ』。

 探偵たちは1時間以上、穴を掘り続けたが出てきたのは矢尻だけだった。わたしは微笑んだ『ミリセント、なぜわたしがエミリーを埋めた。なんて考えたんだい?』。わたしは連中をあとにして家に帰った。

 ミリセントの素晴らしい策略と、24時間体制の監視に気づいたのはいつだっただろうか。おそらくミリセントはわたしを精神的に追い詰めて、エミリー殺しを白状させようと思ったのだろう。わたしはこのことに気づいた時、絶好の金儲けの機会が巡ってきたことを認識した。

 わざと窪地を行ったり来たり、エミリーの事を追及されてあせっているふりをしたり、われながら大した演技だったと思う。フィナーレでの穴掘り場面では18人もの目撃者がいたし、名誉毀損など、訴える手段はいくらでもあるが、ミリセントとしてもこのことが公になるのは耐えきれないはずだ。示談にして当事者であるわたしが事件を否定すれば、関係する人々が何を言っても噂にはならないはずだ。まあ、どちらにしてもたんまり稼がせてもらうことにしよう。

 その週末、電話が鳴った。本物のエミリーからだった『エミリーよ。この4週間、わたしがどこにいたか誰にも言わなかったでしょうね。特にミリセントには』。わたし『特にミリセントには内緒にしといたよ』。エミリー『ミリセントは、わたしに意志の力なんてないと思っているのよ。でも挫折した時に彼女に笑われるのがいやだったから行き先は内緒にしておきたかったの。でも今回の断食道場は正解だったわ。わたし30ポンドも痩せたのよ』。わたし『君の意志の力はたいしたものだよ』。

 エミリー『痩せたから、服を全部新調しなきゃならないわ。そんなお金あるかしら』。わたし『だいじょうぶだよ。いくらでも新調できるさ。近いうちに大金が入ってくる予定なんだ』。

 …というような話でした。長々と失礼しました~。それでは、また明日~

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七つの習慣日記195

 七つの習慣…知性…ハッピーリタイアメント(浅田 次郎)

 この数年、天下り批判が相次ぎ、政権も変わったことで、だいぶ天下りも見直されつつあるようですが、では官僚で出世できなくなったら、どこへ行けばいいのかという問題もあります。

 日本人の寿命は世界1位だし、一般の会社でも60歳の定年以降も嘱託などといって継続的に採用する動きが定着化しており、定年自体も65歳まで伸びるのは時間の問題だと言われております。0912271_convert_20091227181119.jpg

 かくいう僕なども、今はサラリーマンですが、何か自営業的な仕事を見つけて自分のベースで働きつつ、自由な時間を見つけて、趣味レベルでいいので絵画・陶芸など自分の感性を具現化するような時間を創るとか、世界旅行をしてもっと人を知り、友達を増やすとか、そういう組織の歯車でない自分の時間を早く創りたいと思っているわけでありますが。

 しかし、なかなか適度の収入が得られて、適度に自由な時間がとれるような仕事はそうそうなく、自立を考える度に、自分の創造性の欠如、決断力のなさ、意思の薄弱さなどを思い知らされている今日この頃です。

 今日紹介する本は、二人の官僚と自衛隊将校が天下りをして活躍するユーモア小説です。どういうあらすじかといいますと…

 財務省官僚の樋口と自衛隊の大友は共にノンキャリアながら、真面目な努力家であり、持ち前の人柄の良さから、それなりに出世をしてきたが、キャリアの問題で幹部にはなれず、56歳にして退職勧告を受け、財務省関連の機関である『全国中小企業振興会』に再就職させられる。

 この機関は、元財務省局長の矢島が創設した機関で、中小企業などに融資をして経済の活性化を計るものであったが、今はほとんど活動らしい活動はしていいない。

 緊張して出向いた二人だったが、そこは天国のようなところだった。この機関を統率する矢島の秘書によると、在籍しているのは天下り役人10人程度。広い個室をあてがわれ、9時から17時までの勤務だが、この間、どこに外出しても良く、昼寝をしていても良い、しかも給与はかなりなものだった。0912272_convert_20091227181151.jpg

 仕事は、この機関が昔貸し付けて、法的な返済期限の過ぎている債権の整理、つまり貸し付けてから数十年経っているので払っても払わなくても良い貸付金の整理であり、秘書からはくれぐれも働こうなどと思わないようにと念を押された。

 最初は天国を満喫していた二人だったが、抑えきれない勤労意欲が湧いてくる。40代後半の女性秘書も高給を得ていたが、二人に触発され、三人で貸付金回収をやってみることになる。

 この機関が貸し付けたお金は法的に時効になっており、払う義務はまったくなく、債務者の住所を調べて訪問しても、『世の中には金儲けの方法が二つある。一つは金を貸して利子をとる。もう一つは借りた金はかえさないことだ。ははは』などと言う高利貸しもいた。

 当然の反応であったが、中には現在では大成功している経営者で、若い頃の償いをしたいと、数十年の利子も含めて数千万円を払う者もでてきた。そうこうしているうちに数億円が回収される。元々回収できる見込みのない金とされており、3人はこれを着服しようとする…

 …という話でありました。このところ事業仕分けなどで締め付けが厳しくなっているとはいえ、このように、とりあえず出勤して、目立つ動きをしなければ高給が貰えてのんびりできるというような機関はまだまだあるような…。ただ、あまり緊張感なく、人生過ごしてしまうとかえって厭世感が生じてしまうような気がしますが、いかがなもんでしょうか。それでは、また~

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てんてんまるどん

Author:てんてんまるどん
しがないサラリーマンです。起業のきっかけに、ブログを開設しました。人生指南書として世界的ベストセラーの『七つの習慣』をテーマにしました。日々の生活においての実践の様子、関連する本なども紹介していきます。感想を交換し合いながらコミュニケーションの輪を広げたいと思っています。

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