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七つの習慣日記138

 七つの習慣…知性…女主人(ロアルド・ダール)

 欧米のホラー映画などでは、小規模な、あまり綺麗でない宿(下宿屋)に泊まったがために、悲惨な目に遭うというのが良くありますよね。大体この宿の主人が表向きはニコニコしているものの、実は殺人鬼であったというのが多いですが。

 日本ではあまり、こういった欧米のような、一応、カウンターもロビーラウンジなどもあるものの、ほとんどお客に一人で対応しているような所はないと思います…ネットカフェとか、カプセルホテルとかというのがあるにはありますが。犬091031

 今回の話は、英国の地方都市に出張してきた若い男が、女主人が一人で経営している宿に泊まる話です。お話は…(フルストーリー、完全ネタばれしますよ~)

 ビリィは、出張で地方都市の駅に降り立ち、宿を探していた。駅で聞いた『ザ・ベル・アンド・ドラゴン』というホテルを探して、通りを歩いていたが…

 ふと『お泊りと朝食』という文字に目がいった。その建物に近づいてみると、玄関に、素晴らしい花を生けた壺が置いてあった。

 さらに近寄って窓から中を覗いてみたら、そこは居間で、暖炉に赤々と燃える火、その前の絨毯にはダックスフントが、居心地よさそうに丸くなって寝ている。さらに籠の中には大きなオオム、グランドビアノ、快適そうなソファーなどがあった。

 こういう動物がいる家庭はきっと素晴らしい。シックな家具もあり、住んでみたくなるような快適そうな佇まいであった。ビリィはベルを鳴らした。

 即座に中から、50歳くらいの女主人が迎えた。ビリィ『僕、部屋を探しているんですが…』。女主人『おあつらえ向きですわ。空いてますよ』。ビリィ『料金はいくらですか』。女主人『朝食付きで一晩、5シリング6ペンスです』。風景091030

 信じられないほど安い値段だった。ビリィ『それでは、泊まる人が殺到してお困りなんじゃないですか』。女主人『ええ、でも、わたし、ちょっぴり、えりごのみするくせがありまして…おわかりですよね』。ビリィ『はあ、なるほど』。

 三階の部屋に荷物を置いて、居間で寛いでいたビリィはピアノの上に宿泊者名簿を見つける。その名簿には二人の名前しか載ってなかった。その名前に心当たりがあるような気がしたが、思いつかなかった。 この二人の名前が書かれた日付は2年前と3年前だった。

 女主人が紅茶を運んできた。ビリィは紅茶を飲んでいるうちに思い出した、二人の名前は新聞の見出しで見たもので、失踪したということだった。

 ビリィ『この二人はずいぶん前にここを出たんでしょう』。女主人『いえお二人とも4階にいらっしゃいますよ』。ビリィはこの女主人は少しおかしいのかなと思ったが、会話を続けた。

 ビリィ『あのオウムもダックスフントも可愛いですね』。女主人『あら、もう、生きちゃいませんのよ』。ビリィは愕然とした。両方とも剥製だったのだ。

 ビリィは突然、紅茶の味が気になりだした。苦いアーモンドの味がした。

 ビリィ『この2年の間、僕以外に泊り客はいなかったんですか』。

 女主人『そうですよ。あなた、だけですよ』。

 …というような、怖い話でありました。それでは、また明日。皆様良い休日を!

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七つの習慣日記137

 七つの習慣…知性…掏摸(スリ)(中村 文則)

 僕は、財布を落としたり、バックを置き忘れたりしたことは数限りなくありますが、幸いスリに遭ったことはありません。スリは金持ちしか狙わないそうなので、ま、今後も大丈夫かなとは思っておりますが。犬091030

 最近出ていた、中村 文則の『掏摸(スリ)』を読んでみました。以下、ネタばれしますので、お気を付け下さい。あらすじは…

 主人公(僕)は、天才スリ師で、子供の頃から盗みの快楽にとりつかれ、今ではスリで生計を立てている。

 ある時、スーパーで万引きをしている少年を見つける。近くに母親がいてさりげなく周りを見回してから少年に万引きをさせている。僕は、客になりすましている店の警備員がこの親子に目を付けていることに気づき、母親に知らせる。

 また違うある日、今度は少年が一人で稚拙な技術で万引きをしており、見つけた僕は、金を渡して帰すが、そのうち少年は僕を慕うようになる。

 少年は母親と母親の男と暮らしているが、万引きを強要され、男からは暴力を受けていた。僕は少年にスリの技術を遊びで教えつつも、絶対にやるなと諭し、更生させようとする。風景091029

 そんな時、僕はある男に目を付けられ、仕事を依頼される。この男(木崎)は限りない資産を持ち、裏社会や政財界に大きな影響力を持っていると思われる、悪の権化のような存在であった。

 木崎は僕に言う…『昔あるフランス人貴族がいた。全てのことをやり尽くしたこの貴族は、ある奴隷少年を買い、ありあまる権力と財力を使い、その少年の人生を、自分で書いた運命ノートの通りにコントロールした。』

 『恋愛や殺人やいろんなことを少年に知られることなく、少年の周りの人間を動かすことによって、ノート通りに運んで、十数年後、少年に全てを明かしてノートの通りに殺した』。

 『この時、この貴族は限りない快感を覚えたそうだが、この少年の運命は本当に貴族が全て握っていたのか、それとも、貴族に握られることが少年の運命だったのか。おまえはどう思う』

 『おまえがスリに失敗しても、俺にはなんの痛みもない。これからは俺がおまえの人生をコントロールする。逃げたらお前が最近仲良くしている親子を殺す』

 …かくして、僕は、極めて困難な3つのスリに取り組むことになる…というような話であります。

 雑誌ダ・ヴィンチに作者の中村 文則さんのインタヴューが載っていましたので少し『誰もがみんな、何かしら黒い部分や闇の部分は持っているんですよ。それを表に出すと犯罪になっちゃうから、そのかわりに小説で体験すればいい。…運命に、悪に、世の中の仕組みに抗う主人公が書きたかったんです。』

 手軽に短時間で読める、面白い作品でした。それではまた~ 

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七つの習慣日記136

 七つの習慣…社会・情緒…ブックオフ

 ブックオフは、全国に918店舗あって、年間の取り扱い冊数は2億~3億冊の国内最大の古書店だそうで。犬091029

 このブックオフの出店ラッシュが、地方の中小書店が店を畳む要因となり、さらに新刊が売れなくなって出版社の経営をも脅かしているとか。

 僕は、もっぱら利用するのは本屋で、ブックオフはなんとなく新刊本がない上に、整理されてなく、不潔な印象もあるので…まあ、古本屋っていうのはそんなもんですが…あまり利用していません。

 インターネットが出始めの頃は、新聞がなくなるんじゃないかと言われ、電子ブックなどが出た時は本がなくなるのではないかと言われましたが、どうもそんなことにはなっていないし。

 記憶メディアとしてはフロッピーだとか、大型のメモリーカードなどは消滅しつつありますが、紙は何千年も生き続けており、本も生き残るのではないかと思います。

 電子データにない利点として、本は見ただけで、全体のボリュームもわかるし、購入時期によって変わってくる表紙や帯が見られるし、ペラペラめくる楽しみもあり、また蔵書ができることもあげられます。

 僕も会社では、パソコンを始終使っていますが、データによっては紙で出力して読みたい類のものもあり、新聞と同様に本も生き残っていくのではないかと思います。風景091028

 で、本屋ですが、普通の本屋もそれなりの楽しみがあります。ぶらぶらするというか、自分の好きな分野ではない本のコーナーに行ってみて、偶然良い本が見つかることもあるし…これはなかなかネットでは難しいですよね。

 ヴィレッジバンガードなどは、ジャンル別に本やおもちゃやその他の雑貨などを置いていて、探す楽しみもあるし、創造性を広げてくれるので人気になっていると思いますが。

 最近は普通の本屋もなんとか特色を出そうとして、お勧めの本には、書店員が読んだ感想を書いたシートを添付してあったり、時代物専用の本屋があったりします。椅子が用意してあって、ずっと座って読んでいられる本屋も多いですしね。

 ブックオフやネットとの本屋の戦い、結局は本屋も一般の企業と同様、生き残れるかどうかは、特色を出して、それをどれくらいアピールできるかにかかっていると思います。

 本好きの僕としては、居心地の良い、品揃えの豊富な、そしてできれば書店員が本を扱うことに誇りを持っていて、推薦本にはコメントなどを付けているような、そういった本屋がどんどん増えて欲しいと思っている次第であります。

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七つの習慣日記135

 七つの習慣…知性…オンエア(柳 美里)

 柳 美里の、複数の女性アナウンサーを対象にした小説『オンエア』が出ていたので早速読んでみました。犬091028

 この作品は2007年12月から2009年3月まで週刊現代に連載されていたものです。本の帯には『山本モナ絶賛!この小説で、女子アナに抱く皆さんのイメージは壊れてしまうでしょう。でも、そもそもそのイメージがおかしいんです(山本モナ)』などと過激なコマーシャルをしていますが。

 僕としては、柳 美里作品にしては、それほど衝撃的でもなく、ミーハー的に芸能界を覗くというような軽い、読みやすい作品になっていると思います。どういうストーリーかといいますと(以降、ネタばれしますよ~)…

 ある局(NTS)の夜の看板ニュース番組ニュースEYEのメンバー、メインキャスター、サブメインキャスター、スポーツ担当アナウンサー、お天気担当アナウンサー、及びその恋人達、番組プロデューサーなどが絡む物語です。

 ある女性アナウンサーは、自分を取り上げてもらうためにプロデューサーや政治家とつきあい、またあるアナウンサーは、昔の恋人が煩わしく、別れようとするがうまくいかず、スキャンダルに発展します。

 高校を卒業した段階で整形し、大学のミスコンなどを利用してアナウンサーを経由してイチローや松坂の奥さんをめざす女性とその後の展開などもでてきます。

 基本的に、女性アナウンサー数人の恋愛や、生きる姿勢を中心に描いていますが、新しい本なので、政権交代の話題も入っているし、実際のニュース番組のキャスターを想定している部分もあって、なかなかミーハー的に楽しめる作品になっています。

 たまたま今週の週刊現代に柳 美里のこの本に関するインタヴューが載っていましたので、ちょっと紹介します…風景091026

 先日も滝川クリステルさんが突然、番組を降板するなど、浮き沈みの激しい世界ですが…

 柳『30歳定年説が唱えられるなど、女子アナははかない存在です。大学時代ミスコンで優勝したり、驚くほどの倍率で入社したりのシンデレラストーリーの割には、キャリアは途中までしか用意されておらず、タレント同様の消費物でありながら、立場は一社員であり、はかない存在です。』

 テレビの裏側にスポットを当てたということですが…

 柳『テレビ関係者に会い取材しましたが、裏話は実に興味深かったです。小説ならその闇が書ける自由があるわけで、誰にでもあるドロドロした部分を描きたかった。』

 読者にはどのように楽しんで欲しいですか…

 柳『流れがとても速い小説なので、ジェットコースターに乗っているように、刻々と変わっていく情景を楽しんでもらいたいですね。』

 …ということでした。それでは、また明日~…

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七つの習慣日記134

 七つの習慣…社会・情緒…無理心中

 最近、亀井金融担当大臣が御手洗経団連会長に言った言葉が波紋を呼んでいるとか。犬091027

 亀井さんは『殺人事件の半分以上が親子兄弟夫婦の殺し。こんな国は日本だけだ。人間を人間扱いしないで利益を上げるための道具としてしか扱わなくなったからで、大企業が責任を感じなきゃ駄目だ』と言ったそうで。

 まずコメントの後半部分についてですが。昔の日本の企業は、家族的経営で、愛社精神を尊び、終身雇用であり、このことが、高度成長期においては、力を発揮し、日本を発展させてきたと思うのですが…

 ここにきて、欧米的成果主義を各社が取り入れ、それがうまくなじまず、非正規社員に対する待遇の問題などになっていると思われ、そのことを言っているのだと思います。

 僕も、現在の成果主義は、今のところ日本人には馴染んでないと思われ、鬱病の増加などを引き起こしていることは否定できないと思います。

 では、昔の終身雇用に戻すのが良いのかというと、それもまた非効率や、社員のやる気の減退につながりかねないので、どうかという気はしますが。

 で、コメントの前半部分ですが、日経ビジネスで小田嶋 隆さんがコラムで書いていたのですが…

 各国の殺人事件発生率をみてみると、10万人当たり、日本では1.1件に対して、米国では5.7件、フランス3.2件などで、日本はかなり発生率が低い…

 しかし、このうち半数以上が家庭内殺人であるそうで、日本は他の国に比べて突出して多いようです。風景091025

 これは日本人の家という考え方に起因するのではないかという話で、欧米などだと、子供は神の子とされていますが、日本は親が自分のものだと思いがちなようで。

 だから無理心中などという事態が発生するようです。無理心中などと言う言葉は欧米にはないとのこと。

 近代法の精神の中には「尊属」(←子から見た親)「卑属」(←親から見た子供)の区別はない。が、判例を見ると、尊属殺人(親殺し)には、重い罪が課される傾向があり、一方、親による子殺し(卑属殺人)にはいつも軽めの判決が下されるそうで。

 これは、現在の法律が、いまだに戦前の民法がその根拠としていた「家」制度の影響下にあり、儒教でいうところの長幼の序がいまだに生きているせいではないか…

 日本では、親による無理心中や、男女の心中は美化される傾向にあり、家という呪縛もあって、家庭内殺人が異常に多いのではないかという話です。

 …以上をまとめますと、企業の成果主義はうまくいってない。そのこととは全然関係ないが、日本の家制度がいまだに法律や個人を縛っているのではないかということを言いたかったわけであります。まとまりなく、失礼しました…

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てんてんまるどん

Author:てんてんまるどん
しがないサラリーマンです。起業のきっかけに、ブログを開設しました。人生指南書として世界的ベストセラーの『七つの習慣』をテーマにしました。日々の生活においての実践の様子、関連する本なども紹介していきます。感想を交換し合いながらコミュニケーションの輪を広げたいと思っています。

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